B2Bマーケティングvol.09|マーケティング施策の改善と見直し
施策を策定した後は、しっかりと改善しながら取り組むことが重要です。日々モニタリングを行って少しずつよくしていきましょう。
短期施策と中長期施策に取り組む
施策を実行する中で、短期と中長期の施策を織り交ぜていくことが重要です。前回の記事で述べていた、お客様との関係を築くための無料のホワイトペーパーや廉価版のサービスの提供なども、結局お客様の目に触れなければ意味がありません。
なので、WebページのPV数を上げるために継続的にSEO対策に取り組むなどの中長期的な施策にも取り組んでいくことが大切となります。
短期的な施策と中長期的な施策をバランスよく並行して取り組むことで切れ目なく改善効果を生んでいくことができるようになります。
定期的に見直す
施策に対して定期的な見直しを行うことも重要です。KGI(重要目標達成指標)やKPI(重要業績評価指標評価指標)を設定して、継続的にモニタリングし続けましょう。
サイトの訪問数やCV数、商談数、受注数などを追いながら改善し続けることで、大きな成果を成し遂げることができます。実行力の高いチームを作るようにしていきましょう!
また、お客様に刺さる施策を考えるために営業担当者をメンバーに登用することは重要ですが、日々の効果検証やモニタリングにはやはりマーケ担当が適任です。時には第三者視点の外部の専門パートナーも登用しながら取り組んでいきましょう。
思うような成果が出ない時
例えば「施策に取り組んでも思ったようにリードが伸びない」ケースがあります。そんな時にどのように改善していけば良いのでしょうか。
商品とお客様のことを改めて理解する
自社の商品が何かを改めて考え直し、実施している施策がズレていないかを確認しましょう。
そして、設定した顧客像がブレていないかも大切です。この場合は現場担当者やマーケティング担当者、経営陣などのあらゆる立場の人間が集まって、今一度顧客像の見直しをしてみましょう。
また、実際にお客様と会ってヒヤリングしてみるのも有効的です。
競合の分析
自社の商品を見直し、対象の顧客像を改めて明確にしたら、競合調査にも目を向けるようにすることが大事です。競合の商品について理解することはもちろんですが、どのようにアプローチをしているのかも探ってみましょう。
どんなセミナーを開催しているのか、どんな広告を就航しているのか、先行する競合企業がどんなマーケティング活動をしているか詳しく理解することができれば、自社がどのように取り組んでいく必要があるのか見えてくるでしょう。
コンバージョンに近い部分から改善する
実行のなかで見えてきた改善点はコンバージョンに近い部分から改善していくようにしましょう。
例えば、コンバージョンポイントが改善されていない状況で広告の改善をし、多くの方にアプローチすることができても結局成約に至らなかったら無駄になってしまいます。
なので、コンバージョンポイントに近い場所から改善してお客様を取りこぼさないように取り組んでいきましょう。
チャネルを増やす
改善をしながらチャネルを増やすことにも取り組みましょう。例えばSNSのツールは複数あった方がアプローチできるポイントも増えます。そして、チャネルによってアプローチしたい層を分けることもできます。見込みの高い層から意識して広げていくようにしましょう。